高野史緒著『ヴェネツィアの恋人』2019年05月05日 23:27

14年 3月26日読了。
短編集。巻頭の「ガスパリーニ」以外は全て雑誌かアンソロジーで読んでいた。あとがきにある「小説は、作者自身にもコントロールし得ない深淵からやって来て、作者を使役してこの世に形を成す」という事は、小説を書く者なら誰でも知っているであろうし、小説以外でも表現をする者の多くが得心する事であろうが、それ以外の人達にはなかなか理解して貰えぬ事でもある。動機は作者にではなく作品の側にある、というあの感じ。

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