松原孝彦著『文系でもよくわかる 宇宙最大の謎! 時間の本質を物理学で知る』2023年12月14日 22:42

 時間とはどのようなものか、物理学を中心に解説した本。
 1章では、ニュートンの絶対時間からアインシュタインの相対性理論の時間、量子論の飛躍する時間が解説され、エントロピーと時間の関係、ボルツマン宇宙、世界5分前仮設などにも触れられる。2章では宇宙の始まり、3章では宇宙の終わりについて様々な説の紹介。4章では時計とタイムマシンの話題、5章では体感する時間や時間の測り方に関する話題が語られる。
 時間に関する学説や話題が網羅的に、そしてここが大切なのだがそれぞれの話題が断片的でなく、相互に関連性を持って、つまり体系的に語られていて素晴らしい。こういう全体像が見通せる本は意外なほど少ない。科学者なのに文章が巧いな、と思っていたらライターが入っていた。良書なり。

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