養老孟司・久石譲著『脳は耳で感動する』2026年01月22日 22:05

 対談。2009年に刊行された『耳で考える』に新たな対談を加えたもの。
 養老「使えるんですよ、言葉は確かに。呪いの言葉にもつかえる。だから、昔はそれに対して祝詞というものがあった。「ことほぐ言葉」があった。ただ、今の世の中は寿ぎの言葉がどんどん消え失せて、呪いの言葉が非常に増えてきたような気がします」(p.130)。
 養老「言葉というものは、何でもないことを豊かにしてくれるものであるべき。それがプラトンでしょう? さっきのね。今は世界を痩せさせるために使っている気がする。だから、言葉狩りをしたり、失言を大げさにとらえたり、バカなことばっかりしているんですよ。物差しが狂っている」(p.141)。

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