ミヒャエル・エンデ著『ジム・ボタンと13人の海賊』 ― 2020年02月04日 21:13
15年11月14日読了。
続編では主人公達が出会った様々な登場人物達が、パズル的に自分の役割や居場所を見付けていくが、まあ余り構築性が高いとは言えない。どちらかと言えば断片的で纏まりを欠く。この処女作からは後の『果てしない物語』や『モモ』の構築性の高さは想像できない。勿論、個々のイメージは楽しいので、充分楽しめる。自他の区別がはっきりしない十三人の海賊など、『虚航船団』の雲型定規を思わせる。
続編では主人公達が出会った様々な登場人物達が、パズル的に自分の役割や居場所を見付けていくが、まあ余り構築性が高いとは言えない。どちらかと言えば断片的で纏まりを欠く。この処女作からは後の『果てしない物語』や『モモ』の構築性の高さは想像できない。勿論、個々のイメージは楽しいので、充分楽しめる。自他の区別がはっきりしない十三人の海賊など、『虚航船団』の雲型定規を思わせる。
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