『地球ドラマチック』スローライフで結ぶ家族の絆 ― 2020年04月12日 21:20

16年 2月27日視聴。
 子供の習い事が過熱するオーストラリアでは、忙しすぎる家族が急増中。子供だけでなく親もヘトヘトだ。そんな三家族が、四週間の「スローライフ」を体験してみる。結果は劇的に生活を変化させた家族、体験後はすぐに元に戻ってしまった家族、スローライフを拒否した母親など様々だが、皆意識の変化はあった。
 未来の事は考えずに刹那的に生きるのも困った事であろうが、将来のために現在を犠牲にするのもどうかと思う。子供には将来のために厳しく教育するのに、目先の事に捕われて問題を先送りにする大人が多いのはどうした事か。財政、少子化、インフラ老朽化、皆そうだ。

『ETV特集』書家・金澤翔子30歳~娘と母 新たな旅立ち ― 2020年04月10日 21:16

16年 2月20日視聴。
 ダウン症の書家・金澤翔子。書の事は全く判らないが「雪月花」の書が大変に面白かった。特に「月」。大作を書く前の祈りの姿が大変に良い。子供や障害者に純粋さを見ようとするのはロマンチシズムであり先入観であろうとは思うが、そこに某かの「無垢さ」があるのも、まあ本当であろう。

『日曜美術館 特別編』巡る、触れる、感じる 井浦新“にっぽん”美の旅2。 ― 2020年03月15日 22:08

16年 1月11日視聴。
 大分・国東半島の不思議な仮面の祭/長野・小布施の北斎の大作/北海道・二風谷のアイヌの手仕事/青森の縄文遺物と漂泊の絵師・蓑虫山人。
 縄文への愛着が典型だが、どうも井浦の興味は国家神道以前からの、記紀で言えば天孫降臨以前の土着の文化に惹き付けられるようである。そしてこれは俺の印象なのだが、縄文文化は社会とか人類とか地上の世界とかいう途中の段階を飛び越えて、いきなり宇宙に繋がっている感じがする。宇宙的生命観とでも言うか。
 そういう物は弥生文化や国家神道に依って覆い隠されていくのだが、円空や北斎にはちょっとその片鱗が零れ出ているような気がするのである。今回紹介された蓑虫山人などもそうだ。つまり漂泊者に現れる。

『石原さとみ アフリカへの旅“いのち”に魅せられた9日間』 ― 2020年03月07日 21:42

15年12月28日視聴。
 ウガンダ共和国のかつての紛争地で、地域に一つしかない病院と元少年兵の社会復帰学校を訊ねる。石原は良い奴だと思う。感覚や考え方に優れた点があるとは思わないが、言葉を飾らずに自分の気持ちを表現しようとする誠実さが潔くも清々しい。若い奴が皆こうだとは思わないが、大人が思っているほど若者は駄目じゃない物である。

『所さんの世界のビックリ村!~驚きの秘境で大発見!こんなトコロになぜ?』 ― 2020年03月05日 16:02

15年12月26日視聴。
 一夫一婦制でも一夫多妻制でもない複雑な婚姻制度を持ち大家族を形成する村や、女性だけで自給自足をする村も面白かったが、モンゴルのイーグルハンター(鷹匠)の村の景色の物凄さに圧倒される。見渡すかぎりの凍り付いた山岳地帯で、隣の家まで一キロも二キロも離れている。
 こういう番組を見るとよく思う事だが、こんな場所で生まれ育った人達は我々とは世界観が違うだろうな。地理的な知識とは別な次元で、「世の中とはこういう物だ」という感覚的なイメージが違っていると思うのだ。同じ時代に別の世界を生きている。