ケリー・リンク著『白猫、黒犬』 ― 2025年08月27日 22:09
短編集。幻想文学。全般にユーモラスな語り口で、ホラーコメディのような感じのものが多い。全ての作品に下敷きとなった童話や昔話があり、寓話なのだが、何の教訓もない。「白い道」と「粉砕と回復のゲーム」はSF的な設定だが、そのほかの作品は基本的に舞台は自動車も携帯電話もある現代で、登場人物の心理も現代的。寓話的幻想的な状況の中で、戸惑い混乱する現代人の思考や感情が丁寧に描写される。
俺が一番好きなのは巻末の「スキンダーのヴェール」。森の中の屋敷の留守番代行を引き受けた主人公。そこには次々と奇妙な人物や動物がやってくる。裏口から訪ねてきたものは全て屋敷に入れなければならない決まりになっている。シュールな状況の中で、終始戸惑い困り気味の主人公が面白い。
俺が一番好きなのは巻末の「スキンダーのヴェール」。森の中の屋敷の留守番代行を引き受けた主人公。そこには次々と奇妙な人物や動物がやってくる。裏口から訪ねてきたものは全て屋敷に入れなければならない決まりになっている。シュールな状況の中で、終始戸惑い困り気味の主人公が面白い。
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