『養老孟司の〈逆さメガネ〉』 ― 2020年08月09日 21:51
16年 8月29日読了。
養老教育論。この書名では教育論とは判らない。
「むずかしくいうなら、同じという概念は、自己同一性に由来するのです。同じという概念の起源を探して、外の世界をいくら調べても、同じものは出てきませんな。同一性、それが意識の特徴なんです。いいかえれば、意識とは自己同一性そのものだということになります」(p.134)。
「水素原子だって一種類じゃない、重水素もあれば三重水素まであることがわかりました。そうすると、やっぱり原子だっておたがいに違うじゃないか、ということになります。だから基本粒子だったはずの原子は、より基本粒子である素粒子の集まりということになりました。素粒子はそれぞれ『同じ』だといいたいわけです。もう信用しませんな、私は。どうせ今度は、素粒子がまたクォークの集まりになるわけです。物理学は外部の世界を記述するわけです。それなら最後はやっぱり『違う』という話になるに決まってます」(p.137)。
養老教育論。この書名では教育論とは判らない。
「むずかしくいうなら、同じという概念は、自己同一性に由来するのです。同じという概念の起源を探して、外の世界をいくら調べても、同じものは出てきませんな。同一性、それが意識の特徴なんです。いいかえれば、意識とは自己同一性そのものだということになります」(p.134)。
「水素原子だって一種類じゃない、重水素もあれば三重水素まであることがわかりました。そうすると、やっぱり原子だっておたがいに違うじゃないか、ということになります。だから基本粒子だったはずの原子は、より基本粒子である素粒子の集まりということになりました。素粒子はそれぞれ『同じ』だといいたいわけです。もう信用しませんな、私は。どうせ今度は、素粒子がまたクォークの集まりになるわけです。物理学は外部の世界を記述するわけです。それなら最後はやっぱり『違う』という話になるに決まってます」(p.137)。
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