河合隼雄 中沢新一著『仏教が好き!』 ― 2020年09月07日 21:34
16年10月12日読了。
中沢「たしかに現実の世界にあるのは厳然たる非対称の現実です。人間のほうが何と言ったって技術を持っているから、動物に対して優位に立っています。現実にはたしかに動物を圧倒しているわけですが、それでも思考の中ではそれは正しくない状態で、宇宙のなかにこんなふうに発生してしまった非対称を、何とか思考によって正そうとして、神話というものはつくられてきたんだというのが、レヴィ=ストロースの考えです」(p.22)。
「いまはもう実現できなくなってしまったし、昔だってそういうことはあり得なかったし、未来にもおこらないだろうけれども、そういう時間を思考によってつくり出そうとするのが神話だ。そういう神話と仏教の思考はとても近いところにあるんじゃないかという直感ですね」(p.22)。
「仏教ほどカタルシスのない宗教はありません」(p.58)。
量子論のマトリックス理論と曼陀羅の類推など大変に面白かった。
中沢「たしかに現実の世界にあるのは厳然たる非対称の現実です。人間のほうが何と言ったって技術を持っているから、動物に対して優位に立っています。現実にはたしかに動物を圧倒しているわけですが、それでも思考の中ではそれは正しくない状態で、宇宙のなかにこんなふうに発生してしまった非対称を、何とか思考によって正そうとして、神話というものはつくられてきたんだというのが、レヴィ=ストロースの考えです」(p.22)。
「いまはもう実現できなくなってしまったし、昔だってそういうことはあり得なかったし、未来にもおこらないだろうけれども、そういう時間を思考によってつくり出そうとするのが神話だ。そういう神話と仏教の思考はとても近いところにあるんじゃないかという直感ですね」(p.22)。
「仏教ほどカタルシスのない宗教はありません」(p.58)。
量子論のマトリックス理論と曼陀羅の類推など大変に面白かった。
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