ヒュー・ロフティング著『ドリトル先生航海記』 ― 2022年09月08日 21:41
2022年 1月 8日読了。
長編。と言っても、あまり複雑な構築性はない。パドルビーを船で旅立ったドリトル先生一行が、さまざまな冒険を経て帰ってくるまでの物語。最大の読み処は、行方不明だった博物学者ロング・アローを発見して救出するところと、漂流するクモサル島の二つの部族の戦争である。前巻に登場したアフリカの王子バンポが再び登場するが、あんまり重要な役割は果たさない。
困ったときには、動物たちが助けてくれるので、絶体絶命のピンチに追いつめられるということはほとんどない。案外、ドリトル先生を本当に困らせるのは世間のしがらみである。
「ああ、わしは、王さまなんかひきうけるのではなかった! みすみす一生の好機を見のがすのかなあ」(p.374)。
長編。と言っても、あまり複雑な構築性はない。パドルビーを船で旅立ったドリトル先生一行が、さまざまな冒険を経て帰ってくるまでの物語。最大の読み処は、行方不明だった博物学者ロング・アローを発見して救出するところと、漂流するクモサル島の二つの部族の戦争である。前巻に登場したアフリカの王子バンポが再び登場するが、あんまり重要な役割は果たさない。
困ったときには、動物たちが助けてくれるので、絶体絶命のピンチに追いつめられるということはほとんどない。案外、ドリトル先生を本当に困らせるのは世間のしがらみである。
「ああ、わしは、王さまなんかひきうけるのではなかった! みすみす一生の好機を見のがすのかなあ」(p.374)。
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