クリストファー・プリースト著『隣接界』 ― 2021年04月04日 22:56
18年 5月 3日読了。
長編。相互に矛盾する幾つもの「現実」が描かれるが、『夢幻諸島から』よりは数段読み易い。それを物足りないと思う読者も居るだろうが。登場人物が重なり合い入れ替わりながらずれている処などは奥泉光的。信頼できない自分自身の記憶が主人公を追い詰めていく。同じ世界に複数の同一人物が現われる第六部と、幾つもの世界が重なり合わされる不思議な島が描かれる第七部に於いて最も緊張感が高まるが、この結末はないんじゃないの。「解決」は求めないけど「展開」が欲しい。
長編。相互に矛盾する幾つもの「現実」が描かれるが、『夢幻諸島から』よりは数段読み易い。それを物足りないと思う読者も居るだろうが。登場人物が重なり合い入れ替わりながらずれている処などは奥泉光的。信頼できない自分自身の記憶が主人公を追い詰めていく。同じ世界に複数の同一人物が現われる第六部と、幾つもの世界が重なり合わされる不思議な島が描かれる第七部に於いて最も緊張感が高まるが、この結末はないんじゃないの。「解決」は求めないけど「展開」が欲しい。
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