宮内悠介他著『宮内悠介リクエスト!博奕のアンソロジー』 ― 2022年01月02日 16:48
20年 2月21日読了。
宮内悠介のリクエストによるアンソロジー。全体に予想よりは軽い内容。勿論、特にエンターテインメントにおいては軽い事は悪い事ではない。その中で山田正紀「開場賭博」はかなり読み応えがあった。有名な勝海舟と西郷隆盛の会談で、江戸城明け渡しの条件を実はチンチロリンで決めていた、という内容。勝の粋と西郷の素朴の組合わせの妙が小気味良い。
知らなかった作家と出会うというのはアンソロジーの醍醐味の一つだが、日高トモキチ「レオノーラの卵」のシュールさが素晴らしかった。
宮内悠介のリクエストによるアンソロジー。全体に予想よりは軽い内容。勿論、特にエンターテインメントにおいては軽い事は悪い事ではない。その中で山田正紀「開場賭博」はかなり読み応えがあった。有名な勝海舟と西郷隆盛の会談で、江戸城明け渡しの条件を実はチンチロリンで決めていた、という内容。勝の粋と西郷の素朴の組合わせの妙が小気味良い。
知らなかった作家と出会うというのはアンソロジーの醍醐味の一つだが、日高トモキチ「レオノーラの卵」のシュールさが素晴らしかった。
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