ミシェル・ウエルベック著『服従』2020年05月18日 17:14

16年 5月15日読了。
 元気のなくなった欧州(キリスト教と資本主義の文化)がイスラーム文化に屈伏する話。嫌イスラームと言うよりは、欧州の衰退を自虐的に描いている。二〇二二年のフランス大統領選挙でイスラーム政権が成立するという話。主人公は衰弱した欧州を体現した人物で、フランスの大学教授だが研究にも恋愛にも生き甲斐を見出せず空虚な暮らしをしている。政治を含めたあらゆる事に消極的で、支持を広げるイスラーム政党に対してなす術もない。意気消沈する欧州の物語。

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