加藤幸子著『ジーンとともに』 ― 2019年09月15日 00:01
14年12月 1日読了。
短編集。巻頭の「主人公のいない場所」は単行本で三頁ほどの掌編を集めたオムニバス。いずれも幻想的な物だが、結末が付いていない物が多く中ぶらりんな気分に成る。それが気持ち良い。「ジーンとともに」は、架空の鳥の一生が鳥の視点で描かれる。過度に擬人化されない、と言うか、鳥の行動と気持ちを人間の言葉に翻訳した、とでも言うべき文章で、大変に面白い。
短編集。巻頭の「主人公のいない場所」は単行本で三頁ほどの掌編を集めたオムニバス。いずれも幻想的な物だが、結末が付いていない物が多く中ぶらりんな気分に成る。それが気持ち良い。「ジーンとともに」は、架空の鳥の一生が鳥の視点で描かれる。過度に擬人化されない、と言うか、鳥の行動と気持ちを人間の言葉に翻訳した、とでも言うべき文章で、大変に面白い。
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