梨木香歩著『からくりからくさ』 ― 2019年08月28日 21:58
14年11月 1日読了。
祝福であると同時に呪いでもある、という考えが面白かった。
「それはね、その二つは、同じ一人の人間の中に、同時に存在しうると思うの」(p.408)。
全体にちょっと散漫な印象。人形のりかさんが全体の求心力と成るような存在感を示せればもっと良かったと思う。しかし、あからさまにそれをやりたくなかったという作者の気持ちも良く分かる。見通し良く整理しちゃうと抜け落ちちゃう物がある。
祝福であると同時に呪いでもある、という考えが面白かった。
「それはね、その二つは、同じ一人の人間の中に、同時に存在しうると思うの」(p.408)。
全体にちょっと散漫な印象。人形のりかさんが全体の求心力と成るような存在感を示せればもっと良かったと思う。しかし、あからさまにそれをやりたくなかったという作者の気持ちも良く分かる。見通し良く整理しちゃうと抜け落ちちゃう物がある。
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