N・K・ジェミシン著『空の都の神々は』2019年04月11日 02:04

14年 1月21日読了。
紹介文にあった「人間の奴隷に堕ちた神々」という設定に惹かれて読み始めたが、そのイメージは余り活かされていなかった。幾つもの謎解きと出来事が同時に進行していて判りにくい。俺の頭が悪いだけかも知らんが。「動いている物」を描く時には対照或いは基準として「動かない物」を置いておかないといかんな、と思った。

トーベ・ヤンソン著『ムーミン谷の仲間たち』2019年04月11日 22:03

14年 1月26日読了。
孤独(おそらく自由と同義)への憧れと怖れの間でゆらゆら揺れている人が多数登場。どちらか一方に落ち付く事はなく中ぶらりんのまま終わる。危なっかしく左右に揺れながら、落ちそうで落ちない。空中ブランコ。
追記・再読。日記では挿絵の素晴らしさについてくどくど述べている。

トーベ・ヤンソン著『ムーミンパパ海へいく』2019年04月12日 21:40

14年 1月28日読了。
素晴らしい。作品に満ちる閉塞感のような物を子供が面白がるという事が興味深い。

トーベ・ヤンソン著『ムーミン谷の十一月』2019年04月13日 22:10

14年 1月29日読了。
素晴らしい。一応結末は付いているのだが、何だか解決し切れていないもやもや感が落ち着かなくて良い。解決した感じがしないのは、そもそも問題がはっきりしないからかも知れぬ。登場人物たちにとっての現実と空想の境界が曖昧なのも良い。虚構の現実への侵入或いはその逆というのはよくある主題だが、現実側にはっきり姿を見せずに雰囲気だけをざわつかせているのが実に良い。そして、この巻では一度も登場しないムーミン一家の存在感。

カルロス・フエンテス著『誕生日』2019年04月14日 23:05

14年 2月 2日読了。
面白かった。重なり合う時間と空間、遍在する自分、閉じ込められた部屋が全ての時空に通ずる迷宮に成っている。